デートがうまくいかない。次につながらない。でも何が悪いのかわからない——そう感じている男性から、よく聞かれることがあります。「デートって、練習できないんですか?」
結論からお伝えします。デートの練習はできます。ただし「何を練習したいのか」によって、選ぶべき方法がまったく変わります。
話す内容を用意することは一人でできます。話す速度や姿勢も、一人で直せます。一方で、自分では絶対に気づけない領域が残ります。ここを埋める方法だけが、少し特殊です。
この記事では次のことがわかります。
- 一人でできる練習5つと、そのやり方
- 友人に頼む練習が、意外とうまくいかない理由
- 「模擬デート」とは何か。当日45分で何が起きるのか
- 練習方法4つの整理と、向いている人
- 一人での練習に、どうしても残る一点
監修は、マッチングアプリ攻略を専門に発信するあそう。セミナーで3,500人、個別コンサルで350人以上を指導してきました。記事の作成は、大手マッチングアプリと公式連携し、累計4万人以上を撮影してきたプロフィール写真撮影サービスのPhotojoyが担当しています。
この記事の結論
練習はできる:ただし「何を練習するか」で方法が変わる
一人でできること:話す内容・速度・姿勢・視線。ここは今日から直せる
一人では埋まらないこと:自分では気づけない癖と、女性側から見た印象
模擬デート:第三者の女性と実際に会い、その場で指摘をもらう練習方法
目次
デートの練習はできる。ただし「何を練習するか」で方法が変わる

「デートの練習」と一言で言っても、中身はかなり違います。まずここを分けないと、方法選びを間違えます。
一人でできること
次の4つは、相手がいなくても今日から練習できます。
- 話す内容の準備|どんな話題を出すか、何を聞くか
- 話す速度|早口になっていないか
- 姿勢と視線|背筋、目線の置き方
- 当日の段取り|注文、会計、解散までの流れ
意外に思われるかもしれませんが、ここだけでも結果はかなり変わります。後半で具体的なやり方を書きます。
一人では、どうしても埋まらないこと
一方で、次の2つは一人では手が出ません。
- 自分では気づいていない癖|口癖、表情、相槌のパターン
- 女性側から見た印象|実際にどう受け取られているか
理由は単純で、気づいていないものは、直そうと思うことすらできないからです。鏡の前で話しても、鏡に映るのは「今から話すぞ」と構えている自分だけです。
つまり練習方法を選ぶときの基準は、ひとつです。埋めたいのが前者なら一人で足ります。後者なら、第三者が要ります。
一人でできるデートの練習5つ

まずは一人でできることから。道具も相手も要りません。今日から始められます。
いちばん効きます。自己紹介を1分、最近あったことを1分。それだけで十分です。
早口になっている、語尾が消えている、同じ言葉を繰り返している。聞けば一発でわかります
頭の中で思っている自分の話し方と、実際の音声は、かなり違います。最初は聞くのがつらいですが、そこがいちばん伸びるところです。
録音を聞いて早口だと感じたら、意識的に落とします。コツは速度そのものを意識するのではなく、相手が話し終わってから0.5秒待つと決めることです。間が空くと、自然に全体の速度が落ちます。
話題を10個用意するより、「1つ質問したら、自分の話を1つ返す」という形を体に入れるほうが効きます。質問だけが続くと面接になり、自分の話だけが続くと相手が聞き役に固定されます。
話題を暗記しても、緊張すると思い出せません。覚えるのは形のほうです
立った姿勢ではなく、椅子に座った状態で見てください。デートはほとんど座って行われます。背筋が丸まっていないか、視線が下に落ちていないか。鏡の前で30秒で確認できます。
待ち合わせ、席につく、注文、会計、解散。当日に判断する項目が残っているほど、本番で余裕がなくなります。最初の注文だけでも決めておくと、立ち上がりが変わります。
この5つは、どれも「自分で気づける範囲」を直す練習です。ここを終えてから次に進むと、無駄がありません。
なお、当日の緊張そのものが不安な場合は初デートで緊張しない方法5つ、会話が途切れることが悩みならデートで会話が続かない3つの原因、何を話すかで迷っている場合は初デートの会話は3層で決まるを先に読んでおくと、練習の中身が決まりやすくなります。
友人や家族に付き合ってもらう練習と、その難しさ
次に思いつくのが、身近な人に協力してもらう方法です。無料ですし、気楽に頼めます。やってみる価値はあります。
ただ、実際にやってみると、思ったほど手応えが得られないことが多いです。理由は3つあります。
①率直に言ってもらえない
いちばん大きいのがこれです。友人や家族はあなたとの関係を壊したくないので、本当のことを言いにくくなります。
「気にしすぎだよ」「普通だと思うけど」。悪気なく、こう返ってきます。優しさなのですが、練習としては何も進みません。
②緊張感が出ない
相手が知っている人だと、本番の空気になりません。初対面の相手と2人きりで過ごす、あの独特の緊張感こそが練習したいものなのに、そこが再現されないわけです。
③そもそも頼みにくい
「デートの練習に付き合ってほしい」と言うのは、それ自体がハードルです。特に異性の友人に頼む場合、関係性によっては気まずくなります。
友人との練習が向いているケース
・会話そのものに慣れていない段階の、最初の一歩として
・服装だけ見てもらう、店選びだけ相談する、といった部分的な用途
・率直に言ってくれる関係性が、すでにできている場合
逆に、「本番と同じ空気で、率直な指摘がほしい」という目的には向きません。そこは仕組みの問題なので、頼み方を工夫しても解決しにくいところです。
模擬デートとは|第三者の女性と実際に会って練習する方法

ここ数年で選択肢として出てきたのが、模擬デートです。
模擬デートとは
第三者の女性と、実際のカフェで本番と同じようにデートを行い、
終わったあとにその場でフィードバックを受ける練習方法。
ポイントは2つあります。実際に会うことと、指摘が返ってくることです。この2つが揃って初めて、一人では埋まらない領域に手が届きます。
当日の45分で何が起きるのか
Photojoyが運営する対面デート練習サービス「モギジョイ」を例に、当日の流れを見てみます。
指定のカフェ前で合流。第一印象と、待ち合わせ時の所作からすでに見られています。本番と同じです。
注文と最初の話題づくり。アドバイザーは「初対面の女性」として振る舞います。練習用に優しくしてもらえるわけではありません。
趣味、仕事、恋愛観。実際のデートと同じ深さで会話します。ここが練習の本体です。
その場で、直接。良かった点と改善点を率直に伝えられます。デート直後なので、記憶が新しいうちに受け取れます。
解散の挨拶まで含めて実践します。意外と差がつくのがここです。
評価シートと録画データが、後日メールで届きます。
実施場所は、運営側が事前に確認したカフェやホテルラウンジです。席の間隔が広い店舗が選ばれているので、会話の内容が隣に聞こえる心配は要りません。「練習している」と分かるような進め方もしない、とのことです。
評価される4つのカテゴリ

フィードバックの中身も見ておきます。モギジョイの診断プランでは、4カテゴリ・40項目で採点されます。
| カテゴリ | 見られている例 |
|---|---|
| ①見た目 | 服装のサイズ感、シワ・汚れ、靴、姿勢、爪・指先 |
| ②話す内容 | 自己開示、話題の守備範囲、褒め方、次への布石 |
| ③話し方 | 話すスピード、間の取り方、語尾の処理、口癖 |
| ④相互 | アイコンタクト、質問の質、発話比率、聞く姿勢 |
この一覧を眺めるだけでも、気づくことがあると思います。半分以上が、会話の面白さとは関係のない項目です。
そして③と④は、一人での練習では判定できません。口癖も、発話比率も、自分では数えられないからです。
料金やプランの違い、キャンセル規定などの詳細はモギジョイの公式ページに記載があります。
練習方法4つの整理|どれが向いているか

ここまでの内容を整理します。デートの練習には、大きく4つの選択肢があります。
| 方法 | 向いている人 |
|---|---|
| 一人で練習 | まず何か始めたい人。話す速度や姿勢を直したい人 |
| 友人・家族 | 会話そのものに慣れていない段階。部分的に見てほしい人 |
| オンラインの相談 | 話す内容やプランを相談したい人。対面が不要な人 |
| 対面の模擬デート | 本番の空気で、率直な指摘がほしい人 |
なお、女性と会う時間を買う形のサービスも世の中には存在します。ただ、あれは「一緒に過ごす」ことが目的で、指摘をもらう設計にはなっていません。楽しい時間にはなりますが、練習として何が残るかは別の話です。
選ぶときの基準はひとつ
終わったあとに、具体的な指摘が返ってくるか。
ここが無い方法は、練習ではなく「本番の前倒し」になります。
順番としては、まず一人でできる5つを終わらせてから、第三者に見てもらうのが無駄がありません。自分で直せるところを残したまま指摘を受けても、そこばかり指摘されて終わってしまいます。
【監修】練習しても変わらない人の共通点
ここからは、監修者のあそうによる解説です。指導する立場に加えて、自身もプレイヤーとしてPairsで全国7位、withで全国18位、Omiaiで大阪1位という順位を経験しています。
練習の量を増やしても変わらない人には、共通点があります。直す対象が特定できていないことです。
模擬デートを担当している女性アドバイザーにも、実際によく指摘することを聞きました。返ってきたのは、会話術の話ではありませんでした。
- 服のシワ/髪のセット/靴が古い
- ドリンクの飲み方/食べるときの音
- 目が泳いでいる/背筋が丸まっている
- 話すのが早い/話し始めが毎回「あ、」になっている
- 話しているうちに、口の端に泡が溜まっている
- メガネが仕事寄りすぎる
女性がいちばん見ているところ
「衛生面と常識面です。食べ方や飲み方、話しているときの口元。
会話の内容よりも、まずそこを見ています」
「食べ方や飲み方が気になる方は多いのですが、ご本人がまったく気づいていないケースがほとんどです」
このリストを見て、「自分は大丈夫だろうか」と思った項目があったでしょうか。もしなかったとしたら、それがまさに、この記事で言いたいことです。
気づいていないものは、練習の対象にすらなりません。
一人での練習に、どうしても残る一点
ここまでで、一人でできることは書き切りました。録音を聞き、速度を落とし、姿勢を直し、段取りを決める。これだけでも、次のデートは変わります。
ただ、正直にお伝えすると、最後に一点だけ、構造的に埋まらないものが残ります。
自分では認識できていない癖と、女性側から見た実際の印象です。
実際にモギジョイを利用した方の感想に、こういうものがありました。フィードバックで「上を向くとき、白目になっていた」と指摘されて、初めて自分にそういう癖があると気づいた、と。
これは、鏡でも録音でも見つかりません。会話しているときの自分は、自分では観察できないからです。

そしてもうひとつ。本番のデートでは、失敗しても理由を教えてもらえません。連絡が途絶えるだけです。原因がわからないまま次に進むので、同じ失敗を繰り返します。
この2つを同時に埋められるのが、第三者と実際に会って指摘をもらう方法です。本番と同じ空気で、しかも失敗しても誰も失わない場所が、練習の場ということになります。
よくある質問

Q1. 一人での練習だけでは意味がないですか?
そんなことはありません。話す速度、姿勢、段取りは一人で十分直せますし、そこだけでも印象は変わります。まずは録音から始めてみてください。
Q2. 模擬デートは、どのくらいの頻度で受けるものですか?
回数を重ねること自体が目的ではありません。1回受けて指摘をもらい、それを本番で試す。その結果を持って次を考える、という順番が自然です。
Q3. 練習だと分かってしまうと、意味がないのでは?
アドバイザーは初対面の女性として振る舞うので、本番に近い空気になります。むしろ「これは練習だ」と分かっているぶん、思い切って試せるという利点があります。
Q4. 恋愛経験がまったくなくても大丈夫ですか?
むしろそういう方のための練習です。経験がないこと自体は、指摘の対象になりません。見られるのは当日の振る舞いだけです。
Q5. 会話の練習は、一人でもできますか?
話す内容と話し方は一人で練習できます。ただし「相手の反応を見て調整する」部分だけは、相手がいないと練習になりません。ここが一人での限界です。会話が途切れる原因そのものはデートで会話が続かない3つの原因で解説しています。
Q6. 友人に頼むのと、何が違いますか?
大きな違いは2つです。関係を気にせず率直に言ってもらえること、そして初対面の緊張感が再現されることです。逆に言えば、この2つが要らないなら友人で十分です。
Q7. 練習の効果は、どのくらいで出ますか?
指摘された内容によります。話す速度や姿勢は次のデートから変えられます。話題の選び方や間の取り方は、何度か試すうちに馴染んでいきます。
Q8. 「模擬デート」と「デートシミュレーション」は同じものですか?
呼び方の違いで、指しているものはほぼ同じです。ただしシミュレーションという言葉はゲームを指すことも多いため、この記事では「模擬デート」で統一しています。
この記事のまとめ
・デートの練習はできる。「何を練習するか」で方法が変わる
・一人でできるのは、話す内容・速度・姿勢・段取りの4つ
・友人との練習は、率直さと緊張感が出にくい
・模擬デート=第三者の女性と実際に会い、その場で指摘をもらう方法
・選ぶ基準は「終わったあとに具体的な指摘が返ってくるか」
デートがうまくいかないのは、才能の問題ではありません。何を直せばいいか教えてもらえる場所が、なかっただけです。
まずは録音から。それで足りないと感じたら、次の選択肢を検討してみてください。
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