「マッチングアプリで初デートまではたどり着けるのに、2回目につながらない」。そんな悩みがあるなら、当日の会話より前に、お店選びを見直してみましょう。食べログの点数が高い店や、ネットのランキング上位の店をそのまま選んでいると、当日どれだけ頑張っても、お店が会話の助けにならないことがあります。
この記事では、マッチングアプリ攻略YouTuberとして発信しているあそうが、2回目のデートにつながる初デートのお店の選び方と、失敗しないお店の探し方を解説します。
初デートのお店は、相手が緊張せずに話せて、デートらしい雰囲気も感じられる場所を選ぶのが基本です。具体的には、席・照明・予算・行き慣れているかの4つで判断します。
この記事の結論
・席はカウンター席かL字席。横並びで自然に距離が近くなり、沈黙しても視線の逃げ場がある
・照明が落ち着いた店を選ぶ。昼か夜かは、相手の希望も踏まえて決める
・予算は1人4,000〜5,000円ほど(東京の目安)。安すぎず、高すぎない店に
・いちばん大切なのは、下見を済ませた行き慣れた「ホーム」の店で迎えること
目次
初デートのお店について、利用者はどう感じている?
まず、マッチングアプリの利用者が初デートの場所をどう感じているかを、調査で確認しておきましょう。神奈川県の結婚支援事業「恋カナ!プロジェクト」のサイトでは、マッチングアプリを利用したことのある男女へのアンケート結果(株式会社ネクストレベル調べ、2025年10月実施)を紹介しています。回答者の多くは女性です。
初デートで提案されると印象が良くないと感じる場所として挙がったのは、次のとおりです。
| 印象が良くないと感じる場所 | 回答の割合 |
|---|---|
| お金がかかりすぎる場所 | 22.7% |
| 騒がしすぎる/会話が難しい場所 | 20.8% |
| 相手の家や自宅付近 | 20% |
| 個室や閉鎖的な空間 | 19.8% |
| 車で移動が必要な場所 | 15.5% |
恋カナ!プロジェクト(神奈川県)「マッチングアプリでデートを約束するタイミングについて」。株式会社ネクストレベルによるインターネット調査(マッチングアプリの利用経験がある男女、2025年10月実施)
どれも僅差ですが、高すぎる店、会話しにくい店、閉鎖的な空間は避けたほうがよいことがわかります。この記事で紹介する「予算を上げすぎない」「個室を避ける」という考え方とも重なる結果です。
一方、同じページで紹介されている男女200人(男性54人・女性146人)への調査では、初デートで好印象な時間帯は「日中・明るい時間帯」が81%、「夕方」が14%、「夜・遅い時間帯」が5%でした。好まれる場所も「カフェランチ」が44%で最も多くなっています。夜のディナーに誘う場合も、相手が昼を希望したら合わせられるように、昼の選択肢も用意しておくと安心です。昼か夜かの考え方は、次の章で解説します。
マッチングアプリの初デートのお店選びで押さえたい4つの基準
お店は、デート中の会話や雰囲気づくりを手伝ってくれる存在です。相手が緊張せずに話せるか、デートらしい雰囲気を感じられるかという視点で見ると、選ぶ基準がはっきりします。押さえたい基準は、次の4つです。

① カウンター席かL字席を選ぶ
初デートの席は、テーブル席で向かい合うより、カウンター席で横に並ぶほうがおすすめです。正面に向き合うと視線がまっすぐぶつかり、面接のような緊張感が生まれやすくなります。横並びなら、相手の顔を見続けなくても自然に会話でき、自分のことも話しやすくなります。
距離の近さも理由の一つです。文化人類学者のエドワード・T・ホールは、人と人との距離を4つに分け、およそ45cmまでを家族や恋人など親しい相手との「密接距離」としました。カウンター席やL字席なら、席の配置として自然に隣り合って座れるため、テーブル席で向かい合うよりも距離が近くなります。
もう一つの利点が、視線の逃げ場です。カウンターの前では、料理を作る様子やお酒を用意する様子が見えることが多く、話題に困ったときも、店内の活気や調理の様子から会話をつなげられます。沈黙や気まずい瞬間を短くできるのは、初デートでは大きな助けになります。

② 落ち着いた照明の店を選ぶ(昼か夜かは相手に合わせる)
照明は、デートの雰囲気を大きく左右します。昼の明るいカフェは気軽な反面、友達と過ごしているような雰囲気になりやすく、「楽しかったね」で終わりがちです。照明を少し落とした店や夜のディナーなら、デートらしい雰囲気を作りやすくなります。
ただし、前の章の調査のように、初デートは昼のほうが安心できると感じる人も多くいます。相手が昼を希望したときは、昼の中でも照明が落ち着いている店や、キッチンが見えて席同士の距離が近すぎない店を選びましょう。ホテル内のレストランには、夜は高めでも、ランチなら手頃なコースを用意している店があり、昼でもデートらしい雰囲気を作れます。
③ 予算は1人4,000〜5,000円を目安にする
人は何かをしてもらうと、お返しをしたくなるものです(心理学でいう「返報性」)。初デートのお店の価格帯は、この「お返し」の気持ちに影響します。
| お店の価格帯 | 相手が感じやすいこと |
|---|---|
| チェーン店・格安の店 | 「大切にされていない」「特別扱いはしてくれないんだ」と受け取られることがある |
| 1人4,000〜5,000円ほど | 「自分では行かないかもしれないけれど、連れて行ってもらえるならうれしい」と感じやすく、気負わずに楽しめる |
| 1人1万円以上 | 「お返しできない」「割り勘になったら怖い」と負担に感じさせ、2回目を断る理由になることもある |
高級店に連れて行けば喜ばれる、とは限りません。ごちそうになったら何かでお返しをしたいと考える人は多く、受け取るものが大きすぎると、かえって次に会いにくくなります。何を高級店と感じるかは、年齢や収入によっても変わります。目安は、相手にお金の負担を感じさせず、それでいて大切に扱われていると伝わる1人4,000〜5,000円ほどの店です。これは東京で考えた目安なので、ほかの地域では相場に合わせて調整してください。
④ 行き慣れた「ホーム」の店を用意する(最重要)
4つの中で最も大切なのが、行き慣れた店で初デートを迎えることです。初めて行く店では、「道に迷わないか」「メニューは何があるか」「会計はいくらになるか」と、細かい心配ごとに頭を使い続けることになります。答えの出ない心配でも、頭は働き続けてしまうものです(心理学でいう「認知負荷」)。
行き慣れた店なら、道順もメニューも会計も気にせずに済むので、目の前の相手との会話に集中できます。スポーツでホームの試合が有利だといわれるのと同じで、自分のホームなら、アイスブレイクや自己開示、聞き役に回ることにも力を注げます。
毎回、相手の最寄り駅や中間地点に合わせて知らない店を選んでいると、ずっとアウェイで戦うことになります。おすすめは、よく使う主要な駅を3つ選び、それぞれに「ここなら安心」と思える店を3店舗ずつ、合計9店舗ほどストックしておくことです。東京なら、新宿・渋谷・池袋に3店舗ずつ、といったイメージです。

いきなり9店舗そろえる必要はありません。2つの駅に2店舗ずつからでも十分です。気になる店を見つけたら、1人や友人と、あるいは手頃なランチで実際に行き、店内の雰囲気・席の距離感・店員さんの接客・お手洗いの清潔感を自分の目で確かめておきましょう。時間がなければ、外観を見に行くだけでも当日の安心感が変わります。
良い店が見つかったら、その店の運営会社も確認しておくと便利です。デート向けの店には運営会社が手がけているところも多く、気に入った店の系列店は、別の駅で店名が違っても雰囲気やサービスが近いことがよくあります。新しい駅で店を探すときの手がかりになります。
とはいえ、自分がよく使う駅で、どの店なら4つの基準を満たせるのかをひとりで判断するのは難しいものです。女性の目線で相談したい方は、初回デートのお店選びから当日の服装まで女性コーチに相談できるPhotojoy NEXTのサポート内容も確認してみてください。
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失敗しない初デートのお店の探し方5ステップ
お店は、SNS・Googleマップ・食べログなどを組み合わせて探すのがおすすめです。次の5つのステップで候補を絞り込みましょう。
実践すること「エリア名 デート」に加えて、「エリア名 女子会」でも検索してみる。
写真は撮り方や加工で印象を変えられますが、動画では客層やお店の雰囲気まで伝わりやすくなります。ショート動画で話題になっている店は、相手も「行ってみたい」と思っている可能性があります。ただし撮り方の上手な投稿もあるので、実際の雰囲気は次のステップでも確かめましょう。
実践すること主要な駅から徒歩10分以内、できれば5分以内の店を選ぶ。道中に客引きの多い通りやホテル街がないかも確認する。
相手がヒールや動きにくい服装で来ることや、雨が降ることも考えて、歩く時間は短くしておきましょう。通る道によっては、相手の警戒心や緊張感が一気に高まってしまいます。
実践することお店の公式写真ではなく、一般の利用者が投稿した内装写真で、次の3点を確認する。
隣の席との距離カウンターが等間隔に並ぶより、2席ずつ区切られている配置が理想。焼き鳥店などは、カウンター越しの煙が強くないかも見ておく。
椅子の座り心地1軒目を短く切り上げるなら多少硬い椅子でもよいが、ゆっくり食事をするなら、椅子や机の高さ・広さが合っているかを確認する。
お手洗いの清潔感お手洗いがきれいな店は、接客や料理の盛り付け、卓上の調味料まで、ほかの部分も行き届いていることが多い。
実践すること予約のときに「できれば端のカウンター席でお願いします」と一言添える。
ネット予約でもカウンター席や半個室を選べる店は増えていますが、電話なら細かい希望を伝えやすくなります。両隣を知らない人に挟まれて緊張する、という状況を避けられます。
実践すること1軒目の近くに、2軒目の候補を3つほど調べておく。予約まではしなくてよい。
バーや夜カフェ、もう一軒の居酒屋など、ジャンルは何でも構いません。店を出てから検索し始めると時間を無駄にしてしまいますが、候補があれば、スムーズに次の店へ案内できます。

初デートで使いやすいお店のジャンル
動画では、あそうが実際に初デートで使っていた新宿のお店も紹介しています。そこから見えてくる、ジャンルごとの使いやすさと注意点を整理しました。
| ジャンル | 使いやすい理由と注意点 |
|---|---|
| 焼き鳥 | 好きな串を自分で選びやすく、ごちそうになるかもしれない相手も注文で遠慮しにくい。カウンターが2席ずつ区切られているなど、デートを想定した店を選び、煙やニオイがこもる店は避ける。 |
| 炉端焼き | 目の前で焼いた料理を大きなしゃもじで渡してくれるなど、店がにぎやかな空気を作ってくれるので会話が途切れにくい。服にニオイがつきやすいため、事前に相手へ伝えておくと親切。 |
| 和食・おばんざい | 隠れ家のような落ち着いた雰囲気の店が多い。価格帯が高めの店もあるので、予算を確認しておく。 |
| 肉バル | お肉とワインの組み合わせは外しにくい定番。ワインを一緒に選びに行けるなど、イベントのような体験がある店は記憶にも残りやすい。 |
| ワインバー | ワインが好きな相手を誘うときや、2軒目に使いやすい。カウンターが狭い店もあるので、内装写真で確認する。 |
| 韓国料理 | 好きな人も多く、誘いやすいジャンル。韓国料理の店に慣れていない場合は、入りやすい雰囲気の店から選ぶ。 |
| イタリアン | 活気のある店なら沈黙が気になりにくい。カップルや友人同士の客が多い店なら、初デートでも浮かずに過ごせる。 |
| 昼のホテルレストラン・カフェ | 昼でもデートらしい雰囲気を作りやすい。高級すぎなくても、清潔感のある店は安心感につながる。 |
どのジャンルでも、最終的には4つの基準(席・照明・予算・行き慣れているか)を満たすかどうかで判断しましょう。
個室・注文・会計まで|初デート当日のお店での注意点
個室は、会話に自信がある人以外は避ける
落ち着いて話せそうに思える個室ですが、初デートではおすすめしません。閉ざされた空間なので、どうしても圧迫感や緊張感が生まれます。店のにぎわいや調理の様子に助けてもらうこともできず、相手の緊張をほぐすのも、会話を進めるのも、すべて自分の振る舞いと話す力にかかってきます。先ほどの調査でも、「個室や閉鎖的な空間」は初デートで印象が良くない場所として19.8%が挙げていました。会話によほど自信がなければ、カウンター席を選びましょう。
予約をして、店の前で並ばない
人気店でも、初デートで店の前の列に並ぶのは避けましょう。予約をして、待たせずに席へ案内することが、スマートなエスコートの第一歩です。
注文も2軒目も「提案」で進める
メニューを決めるときは、相手に丸投げするより、こちらから提案していくのがおすすめです。相手が食いついたものを実際に注文すれば、メニューがすんなり決まります。2軒目も同じで、「この後どうする?」と判断を委ねるのではなく、相手の都合を確かめたうえで、用意しておいた候補に案内します。
- 「何食べたい?」選ぶ負担が相手に移り、遠慮して決めにくくなります。
- 「この後どうする?」決めること自体を相手に任せる聞き方になり、相手が答えにくくなります。
- 「これ、おいしそうじゃない?」相手は提案に反応するだけでよく、好みを確かめながら自然に決められます。
- 「まだ時間大丈夫?」大丈夫という返事なら、用意しておいた2軒目の候補へそのまま案内します。
お店を決めて案内してくれることは、相手にとってうれしいポイントです。迷う・決めるという負担を、あなたが代わりに引き受けているからです。リードやエスコートとは、決断を肩代わりすることだと考えましょう。もちろん、相手が帰りたそうなときは無理に引き留めず、日を改めて誘います。
会計は「誘った側」として考える
2回目のデートにつなげたいなら、初デートの会計はごちそうするのがおすすめです。
反対に、見返りを期待しているような態度は相手にも伝わります。「誘ったのは自分」と割り切って、気持ちよく会計を済ませましょう。
メニューの決め方や店員さんへの接し方、会計の流れまで、デート中の自分が相手からどう見えているかは、ひとりでは確かめにくいものです。本番の前に一度試しておきたい方は、女性アドバイザーと実際のカフェで模擬デートができるモギジョイで、注文や会計のエスコートまで女性目線のフィードバックを受ける方法もあります。
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初デートの前に、プロフィール写真も整えておく
お店選びをどれだけ準備しても、まずはマッチングして、会う約束ができなければ初デートは始まりません。プロフィール写真は、相手が「この人と会ったらどんな雰囲気だろう」と想像する手がかりになります。
お店選びで「緊張させない」「大切にされていると伝わる」ことを意識するのと同じように、写真でも、落ち着いた表情や清潔感のある服装で、会ったときの安心感が伝わるものを選びましょう。
初デートのお店選びでよくある質問
初デートはランチとディナー、どちらがいいですか?
待ち合わせは、相手の最寄り駅に合わせたほうがいいですか?
予算はどれくらいが目安ですか?
個室のほうが落ち着いて話せませんか?
行ったことのない店を使うしかないときは?
まとめ|お店に手伝ってもらえる初デートにしよう
初デートのお店は、相手が緊張せずに話せて、デートらしい雰囲気も感じられる場所を選びましょう。席はカウンター席かL字席、照明は落ち着いた店、予算は1人4,000〜5,000円ほどが目安です。そして何より、下見を済ませた行き慣れた店で迎えることが、会話に集中するための土台になります。
この記事の内容は、YouTubeの動画でも解説しています。動画では、あそうが実際に初デートで使っていた新宿のお店も紹介しています。
参考にした情報
- 恋カナ!プロジェクト(神奈川県)「マッチングアプリでデートを約束するタイミングについて」(株式会社ネクストレベルによるインターネット調査。マッチングアプリの利用経験がある男女を対象に、2025年10月実施)
- エドワード・T・ホール『かくれた次元』(日高敏隆・佐藤信行訳、みすず書房)
この記事の執筆・監修:あそう
マッチングアプリ攻略YouTuber。YouTubeチャンネルでマッチングアプリの攻略法を発信しているほか、Photojoy NEXTの会員向けアプリ質問会も担当しています。
編集:ジョイマガ編集部。読者役の吹き出しは、よくある疑問をもとにした編集部の演出です。調査データは、各調査の対象・期間の範囲で紹介しています。
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