「ペアーズってサクラばかりなんじゃないか」「登録してすぐ業者に当たったらどうしよう」。登録前にそう不安になって調べている人は多いはずです。
結論から言うと、ペアーズには運営が雇うサクラがいる理由はなく、注意すべきなのは外部から入り込む「業者」です。業者はゼロではありませんが、Pairs公式も特徴を公開して注意を呼びかけており、見分け方を知っておけば避けやすくなります。
この記事では、Pairs公式のセーフティセンターと、Pairsと共同で注意喚起を行うNPO法人チャームスの情報をもとに、業者を見抜く12のサイン、業者に当たったときの被害の流れ、対処法まで解説します。
- サクラ:メッセージは月額の定額制で、運営がサクラを雇っても売上が増えない仕組み
- 業者:投資詐欺・マルチ商法・ぼったくり店への勧誘が目的の利用者は一定数いる
- 見分け方:すぐLINEに誘う・投資の話・当日の飲みの誘いなど、12のサインで見抜く
- 運営の対策:公的証明書での本人確認が必須。24時間365日の監視と、違反者の強制退会
目次
ペアーズにサクラはいる?運営が雇うサクラはいないが業者はいる
「サクラ」と「業者」は混同されがちですが、正体も目的も違います。ペアーズで気をつけるべきなのは業者のほうです。
サクラと業者の違い
| サクラ | 業者 | |
|---|---|---|
| 正体 | 運営側が用意する偽の会員 | 外部から入り込む、恋愛以外が目的の利用者 |
| 目的 | 会員にお金を使わせ続ける | 投資詐欺・マルチ商法・ぼったくり店への勧誘など |
| ペアーズでは | 雇う理由がない仕組み | 一定数いる(公式も注意喚起) |
運営がサクラを雇う理由がない仕組み
サクラが成り立つのは、メッセージを1通送るごとに料金がかかるサービスです。サクラがやりとりを引き延ばすほど、運営の売上が増えるからです。
ペアーズの男性の料金は、1ヶ月4,100円〜(Web購入)の月額定額制で、有料会員になればメッセージは何通送っても料金が変わりません。サクラに会話を続けさせても運営の売上は増えないため、サクラを雇う理由がない仕組みです。
さらに、Pairs公式は次のような安全対策を公開しています。
- 公的証明書による本人確認が必須金融機関でも利用されている本人認証の仕組みを使っています。18歳未満の人や独身でない人は登録できません。
- 24時間365日の監視体制プロフィールの編集や写真の登録、投稿の内容を監視し、パトロールを行っています。
- 違反者には警告、改善がなければ強制退会監視や利用者からの違反報告で規約違反が見つかると、警告を表示し、改善が見られない場合は強制退会になります。
それでも業者が紛れ込む理由
ペアーズは2012年のサービス開始以来、累計登録数が2,700万を超えています(2026年4月時点・Pairs公式)。これだけ利用者が多いと、恋愛以外の目的で登録する人を完全になくすことはできません。
Pairs公式によると、不正利用の多くは日本国外からの利用によるもので、ペアーズは日本国外での利用を禁止しています。本人確認で分かるのは「実在する18歳以上の人か」までで、登録の目的までは確認できません。だからこそ、利用者側でも業者を見分ける知識が必要です。
運営会社や安全対策の詳細は、Pairs(ペアーズ)の運営会社はどこ?会社概要やアプリの安全性で解説しています。
ペアーズに「業者が多すぎ」と感じるのはなぜ?
口コミでは「業者ばかり」という声も見かけます。業者の割合は公表されていませんが、実際の割合以上に多く感じてしまう理由として、次の3つが考えられます。
- 1. 利用者の母数が大きい累計登録数が2,700万を超えるため、割合が小さくても目にする業者の数は多くなります。
- 2. 業者は相手を選ばず大勢に声をかける恋愛が目的ではないため、手当たり次第にいいね!やメッセージを送ります。受け取る側から見ると、届くアプローチの中で業者の比率が高く見えやすくなります。
- 3. 業者のプロフィールは目立つモデルのような写真を使うことが多く、一度見ると印象に残ります。
相手から届くアプローチを待つだけでなく、自分で条件を決めて検索し、気になった相手にいいね!を送るようにすると、やりとりする相手を自分で選べるため、業者のアプローチに振り回されにくくなります。そのうえで、次の章の12のサインに当てはまる相手は疑ってかかりましょう。
ペアーズの業者の見分け方|プロフィール編(5個)
業者を見抜く12のサインを一覧にしました。プロフィールで分かる5個と、メッセージで分かる7個です。Pairs公式が「悪質なユーザーの特徴」として公開している内容と、チャームス監修の注意喚起をもとにまとめています。
| 分かる場面 | 業者のサイン |
|---|---|
| プロフィール | ①写真がモデルや芸能人のように完璧 ②画像や自己紹介文にLINEなどのIDがある ③日本語が不自然・カタコト ④将来の夢・不労所得・尊敬する師匠の話が多い ⑤支援や応援を求めている |
| メッセージ | ⑥すぐLINEなどの外部に誘導する ⑦投資・暗号資産の話を持ちかける ⑧本名・住所・勤務先・口座を聞いてくる ⑨当日や翌日の飲みに誘い、店を指定する ⑩「運命の人」などの言葉と頻繁すぎるメッセージ ⑪カットモデルや芸能スカウトをほのめかす ⑫身分証の画像やビデオ通話で信用させようとする |
サイン①:写真がモデルや芸能人のように完璧
チャームスによると、詐欺師はモデルのように完璧な容姿や構図の写真で興味を引きます。芸能人やインフルエンサーの写真が盗用されることも多いそうです。
ポイントは「写りが良いかどうか」ではなく、本人の写真に見えるかどうかです。雑誌の広告のような写真ばかりで生活感がない、写真ごとに顔の印象が違う、といった場合は注意しましょう。気になるときは、写真のスクリーンショットをGoogleレンズなどの画像検索にかけ、同じ写真がSNSや別のサイトに出てこないかを確かめる方法もあります。
サイン②:プロフィール画像や自己紹介文にLINEなどのIDがある
Pairs公式が「詐欺行為」の特徴として挙げているサインです。アプリ内の監視を避け、外部のやりとりに引き込むのが目的です。画像の中に文字でIDを書き込んでいるケースもあるので、写真の隅まで見ておきましょう。
サイン③:自己紹介文の日本語が不自然・カタコト
自己紹介文やメッセージに不自然な日本語が混ざっている場合も、Pairs公式が注意を呼びかけています。チャームスによると、詐欺師は「海外で生まれ育った」「日本に興味がある」などと説明して、カタコトの日本語で親近感を持たせようとします。途中から急に言葉づかいが変わる場合は、複数人でアカウントを動かしている可能性もあります。
サイン④:将来の夢・不労所得・尊敬する師匠の話が多い
マルチ商法や情報商材の勧誘が目的の業者の特徴です。Pairs公式は、マッチングしたばかりの段階で将来の夢や不労所得の話題、尊敬している先輩や師匠の話を始める相手に注意するよう呼びかけています。自己紹介文が恋愛や休日の過ごし方ではなく、「人生一度きり」「自由な働き方」といった内容に偏っている相手も同じです。
サイン⑤:支援や応援を求めている
「支援してくれる人」「応援してくれる人」を探していると書くなど、恋愛や結婚ではなく金銭目的であることをほのめかす相手です。Pairs公式は、肉体関係や金銭目的を示唆するアカウントを「パパ活・援助交際」として注意喚起しています。
ここまで見てきたとおり、業者のプロフィールは「作られた完璧さ」が特徴です。チャームスも利用者に向けて「完璧なプロフィール写真には気をつけましょう」と呼びかけています。あなたの写真を見る女性も、同じ目で男性の写真を見ていると考えたほうがよいでしょう。本物の出会いにつながるのは、盗用写真のような完璧さではなく、本人らしさが伝わる自然な写真です。
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ペアーズの業者の見分け方|メッセージ編(7個)
最近はプロフィールを普通の会員のように作り込む業者もいるため、メッセージのやりとりで見抜くことが大切です。
サイン⑥:すぐLINEなどの外部に誘導する
もっとも分かりやすいサインです。チャームスによると、詐欺師の9割以上は1週間以内にLINEなどのメッセージアプリやSNSのDMに誘導します。「ほかの出会いはもう必要ないよね?」「LINEのほうが返事しやすい」などと言って、IDを交換しようとしたり、LINEグループに誘ったりします。
相手が信頼できると分かるまでは、ペアーズの中でやりとりしましょう。安全に交換するタイミングはPairs(ペアーズ)のライン交換方法で解説しています。
サイン⑦:投資・暗号資産の話を持ちかける
仮想通貨などの暗号資産への投資を勧めてくる相手は、Pairs公式が「詐欺行為」の特徴として挙げています。「一緒に投資してふたりの結婚資金を貯めよう」のように、恋愛の話と投資の話を結びつけてくるのが典型的な手口です。会ったことのない相手からお金の話が出たら、その時点でやりとりをやめましょう。
サイン⑧:本名・住所・勤務先・口座を聞いてくる
本名、住所、勤務先、メールアドレス、電話番号、クレジットカード番号、銀行口座など、詳しい個人情報を聞いてくる相手にも注意が必要です。Pairs公式も、信頼できるまでは自宅の住所や勤務先などを教えないよう呼びかけています。
サイン⑨:当日や翌日の飲みに誘い、店を指定する
男性が特に気をつけたいのが、ぼったくり店への勧誘です。Pairs公式は、次のような特徴を挙げています。
- 男性からの待ち合わせ場所の提案に応じず、特定の場所を指定してくる
- 当日や翌日など、すぐに飲みに行く約束を取り付けようとする
- 事前にお店を決めようとしない
- 予定が決まるとすぐにLINEなどに移行しようとする
マッチングしてすぐに相手のほうから積極的に会おうとしてきたら、「お店はこちらで決めてもいい?」と聞いてみましょう。店選びを頑なに譲らない相手は避けるのが安全です。
サイン⑩:「運命の人」などの言葉と頻繁すぎるメッセージ
チャームスは、詐欺師が使うマインドコントロールの手口として、次のようなものを挙げています。
- 過剰な自己開示:不幸な身の上話などを打ち明け、相手にも個人的な話をさせる
- 「運命の人」:短期間で「あなたは特別な存在」「運命の人だ」と深い縁を感じさせる
- 頻繁なメッセージ:1日に何十通も送って、いつも一緒にいるような気持ちにさせる
会ったこともないのに気持ちが急に盛り上がっていると感じたら、一度立ち止まりましょう。
サイン⑪:カットモデルや芸能スカウトをほのめかす
カットモデルの募集や、モデル・芸能界へのスカウトをほのめかす相手も、Pairs公式が「マルチ商法・スカウト」の特徴として挙げています。マルチ商法や情報商材の勧誘、そのほかの営業・宣伝も同じ扱いです。
サイン⑫:身分証の画像やビデオ通話で信用させようとする
チャームスによると、詐欺師は顔写真や運転免許証、パスポートなどの画像を送って「実在する人物だ」と信じ込ませようとします。これらの多くは盗用・偽造されたものです。相手から求められても、自分の身分証の画像は絶対に送らないでください。
ビデオ通話も安心材料にはなりません。生成AIの進化で、人の顔や声を使って他人になりすますことが容易になり、偽のビデオチャットをリアルタイムで行う手口も出てきています。「ビデオ通話で顔を見たから大丈夫」とは考えないようにしましょう。
ペアーズで業者に当たるとどうなる?よくある被害の流れ
業者の目的は、大きく分けて次の3つです。どれも最初は普通の会員と変わらないやりとりから始まります。
| 目的 | よくある流れ |
|---|---|
| ぼったくり店 | すぐに会う約束をする → 相手が店を指定する → 店で高額な会計を請求される |
| マルチ商法・情報商材 | 夢や不労所得の話で意気投合する → 会ってから商品やセミナー、「すごい先輩」の話を持ちかけられる |
| SNS型投資・ロマンス詐欺 | LINEに誘導される → 毎日のやりとりで信頼させる → 投資を勧められ送金する → 出金しようとすると手数料などを名目にさらに請求される |
特に被害が大きくなりやすいのが、SNS型投資・ロマンス詐欺です。チャームスによると、2023年末ごろからSNS型投資詐欺が主流になっています。最初は少額の投資で利益が出たように見せ、出金もできることがありますが、金額が大きくなると手数料などの名目で出金を阻まれ、出費が続いていきます。
Photojoy編集長・麻生氏が、マッチングアプリの詐欺アカウントの特徴を解説した動画もあります。マルチなどの勧誘系は9分22秒〜、業者系は11分58秒〜、ぼったくり系は17分02秒〜です。
業者かも?と思った時の対処法
やりとりをやめて、非表示・ブロックする
少しでも不安や不信感を抱いたら、無理にメッセージを続ける必要はありません。ペアーズには、相手を「非表示」にしたり「ブロック」したりする機能があります。返信しないまま放置するより、ブロックして接点を断つほうが確実です。
違反報告する
業者だと感じたら、ブロックとあわせて「違反報告」もしておきましょう。Pairs公式によると、投稿の監視や利用者からの違反報告で規約違反が見つかった場合、運営は警告を表示し、改善が見られなければ強制退会の対応をとります。あなたが報告することで、ほかの利用者の被害も防げます。
お金を払ってしまったら、まず警察へ
万が一お金を振り込んでしまった場合は、最寄りの警察署に相談して、速やかに被害届を出しましょう。ペアーズのセーフティセンターから、カスタマーサポートに相談・通報することもできます。
- 警察相談専用電話:#9110(緊急の場合は110番)
- 消費者ホットライン:188(最寄りの消費生活センターにつながります)
- Pairsのカスタマーサポート:アプリのセーフティセンター「相談・通報する」から
マルチ商法の契約はクーリング・オフできる
勧誘されてマルチ商法(連鎖販売取引)の契約をしてしまった場合は、契約書面を受け取った日から20日以内であれば、クーリング・オフで契約を解除できます。手続きに迷ったら、消費者ホットライン(188)に相談しましょう。
ペアーズはやめた方がいい?安全に使うための3つのルール
業者がいると聞くと不安になりますが、業者や詐欺はペアーズに限らず、SNSやほかのマッチングアプリでも起きています。ペアーズは公的証明書による本人確認や24時間365日の監視など、公式の対策がはっきり示されているアプリです。次の3つを守れば、リスクは大きく下げられます。
- 1. 信頼できるまでペアーズの中でやりとりするLINEなどの連絡先の交換は控え、自宅の住所や勤務先などの詳しい個人情報も教えないようにします(Pairs公式の呼びかけ)。
- 2. 会ったことのない相手にお金を送らない相手にどんな事情があっても、オンライン上だけの関係で送金しないことが、詐欺を防ぐいちばん確実な方法です。
- 3. 12のサインに1つでも当てはまったら、やりとりをやめる「たぶん大丈夫」と続けず、ブロックと違反報告をしておきましょう。
ペアーズは、男性も登録・検索・いいね!・マッチングまでは無料で使えます。料金が気になる人はペアーズの料金で、プランごとの金額と課金のタイミングを確認してください。
ペアーズのサクラ・業者に関するよくある質問
ペアーズのサクラ・業者のリストや名前はある?
男性の業者や詐欺アカウントもいる?
本人確認済みの相手なら安全?
ビデオ通話で顔を確認すれば安心?
まとめ:ペアーズはサクラより業者に注意。12のサインで見抜こう
ペアーズは月額定額制で、運営がサクラを雇う理由がない仕組みです。注意すべきなのは、外部から入り込む業者です。最後に要点を振り返ります。
- サクラは運営が用意する偽の会員、業者は恋愛以外が目的の外部の利用者
- ペアーズは公的証明書による本人確認が必須で、24時間365日の監視と強制退会の対応がある
- すぐLINEに誘う・投資の話・当日の飲みの誘いなど、12のサインで業者を見抜ける
- 怪しいと思ったら、やりとりをやめて非表示・ブロック・違反報告
- お金を払ってしまったら、まず警察へ。「お金を取り戻せる」という二次被害にも注意
ペアーズ以外のアプリも含めた要注意人物の見分け方は、マッチングアプリの要注意人物6タイプで解説しています。見分け方を知ったうえで、まずは無料で登録して、プロフィール作りから始めてみましょう。