女性が選ぶ側にいること自体に、腹が立つ。メッセージで仲良くなり、お店まで予約していたのに、何も言わずにマッチングを解除された。マッチングアプリを続けていると、こうした経験が重なって、女性不信になってしまう男性は少なくありません。全然マッチしない、返信が来ない、ようやく決まったデートを直前でキャンセルされる。そのうちに「結局、女性は顔とスペックで選んでいるんでしょ」と思いたくなる気持ちも分かります。
この記事では、マッチングアプリ攻略YouTuberのあそうの監修のもと、Photojoy Magazine編集部が、マッチングアプリで女性不信になった男性に向けて、女性側も困っている理由と、信頼される男性の共通点を解説します。
雑に扱われて傷つくのは当然のことです。ただ、1人の不誠実な対応を女性全体に広げてしまうと、これから出会う誠実な女性まで遠ざけることになります。実は女性も、男性とは違う形でマッチングアプリに苦労し、アプリで出会う男性を信用しきれずにいます。その事情を知っておくと、女性との向き合い方が変わってきます。
この記事の結論
・雑に扱われて傷つくのは当然。ただ、1人への不信感を女性全体に広げない
・男性は「入口」、女性は「出口」に難しさがある。苦労の種類が違うだけ
・女性もアプリの男性を信用しきれていない。だからこそ、誠実さと安心感には価値がある
・女性全員を信用する必要はない。行動を見ながら、少しずつ信頼を積み上げる
目次
女性不信になるのは、期待して頑張っていたから
約束していたデートの直前に、何の説明もなくマッチングを解除される。いわゆるドタキャンで、しかも連絡もつかない。相手に何があったのかは分かりませんが、約束していた側にとってはショックな出来事です。
その女性と会うのを楽しみにして、休みの日にお店を調べ、どんな人だろう、楽しいデートになるといいなと期待していたはずです。その期待が説明もなく終わったのですから、傷つくのは当然ですし、悲しんでも、怒ってもかまいません。
相手の対応がよくなかった、不快だった。ここまではそのとおりです。問題は、それがいつの間にか「女性は信用できない」「女性はみんなそういうものだ」という考えに変わってしまうことです。
仕事に置き換えてみてください。ひどい上司に当たったとき、その人を嫌いになるのは自然です。それでも「上司という立場の人は全員性格が悪い」とは考えないはずです。素敵な上司もいると知っているから、そういう人のもとで働きたいと思うでしょう。
恋愛も同じです。不誠実な女性もいれば、誠実に恋愛をしようとしている女性もいます。これは男性も同じです。あなたを傷つけた相手を無理に許す必要はありませんが、これから出会う女性まで、最初から敵だと思わないでください。
男性にとって、マッチングアプリは入口が厳しい場所
とはいえ、マッチングアプリで男性が不利だと感じるのには、理由があります。
男性は写真を撮り、プロフィールを作り、いいねを送ります。それでもマッチするとは限りません。マッチしても返信が来るとは限らず、デートに誘い、日程を調整し、お店を予約して、ようやく当日を迎えます。その当日に相手が来るかどうかも、確実ではありません。出会うまでの入口のハードルが、男性はとても高いのです。
| 項目 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| いいねを送ってマッチする割合(最も多かった回答) | 「10%以下」が48% | 「50%以上」が24% |
| アプリへの課金 | 1か月分(4,000円程度)が40%で最多。無課金は20% | 無課金が最多 |
ペアフルコラム「マッチングアプリに関する意識調査アンケート(2025年最新版)」(2025年2月、直近3年以内にアプリを使った18歳以上の男女291名)
男性は、マッチという入口で苦戦しやすく、そのうえお金と時間もかけています。写真を整え、プロフィールを考え、いいねを送り、メッセージを送り、お店を考えてデートを組む。それでも結果が出るとは限りません。こうした状況で「男性ばかり頑張らなければいけない」と感じるのは無理もありません。
ただ、この差は、女性が悪意を持ってつくったものではありません。アプリの料金体系や、男性からアプローチすることが多い出会い方など、仕組みが組み合わさって生まれています。怒りを目の前の女性に向けても、状況は変わりません。変えられるのは、自分の写真やメッセージ、デートの進め方です。
実は女性も、マッチングアプリで困っている
女性は毎日のように男性からいいねをもらい、メッセージもデートの誘いも届く。そう聞くと、恋愛はかなり楽に見えます。

たとえば100人からいいねをもらっても、全員が好みとは限りません。恋愛の価値観が合うとも限りませんし、いいねを送った男性が、本気で付き合いたいと思っているとも限りません。選択肢が多いことと、理想の恋人が見つかることは別の話です。
選択肢が多いほど、相手を断りやすくなる
オランダの研究者が2019年にオンラインで公開した研究(Pronk & Denissen)では、3つの実験を通じて、オンラインで次々に相手の候補を見ていくと、後になるほど相手を受け入れにくくなる傾向が確認されました。最初の候補と最後の候補では、受け入れる確率が平均で27%下がっています。女性では、マッチ自体が減っていく結果も出ました。写真を見て判断する実験が中心ですが、アプリでの相手選びに近い状況です。
この人いいかもと思っても、次の人はもっと年収が高い、その次はもっと外見が好み、その次は趣味が合う。候補を見続けるうちに「もっといい人がいるかもしれない」と感じ、今やり取りしている相手の足りないところを探してしまう。これは女性だけでなく、アプリで出会いが増えてきた男性にも起こることです。
アプリに疲れた経験がある女性は9割以上
株式会社メディア工房が2022年に、3種類以上のアプリを使った経験がある20〜30代の女性544名に聞いた調査では、アプリの利用に疲れたと感じた経験がある人が91.5%でした。疲れを感じる場面は、次のとおりです。
| 疲れを感じる場面(複数回答) | 割合 |
|---|---|
| メッセージのやり取りがめんどくさい時 | 79.3% |
| いい人が見つからない時 | 69.5% |
| 相手を選別することがめんどくさい時 | 53.0% |
| 出会った男性とうまくいかなかった時 | 48.6% |
| デートをするまで時間がかかる時 | 34.5% |
株式会社メディア工房「マッチングアプリ疲れ」に関する実態調査(2022年3月、3種類以上のアプリの利用経験がある20〜30代女性544名。疲れを感じる場面は、疲れた経験がある498名が回答)
複数のアプリを使った女性への調査なので、女性全体の9割が疲れているという意味ではありません。それでも、大量のメッセージを確認し、プロフィールを見て会うかどうかを決め、実際に会ってみる。その繰り返し自体が負担になっていることがうかがえます。自由回答には、会わないと相手のことは分からないのに、会うのは疲れるという声もありました。
男性は、まず出会いのチャンスをつくることが難しい。女性は、付き合いたいと思える相手を見つけても、目的が合うかどうかに難しさがある。男女で、大変さの種類が違うのです。女性の対応が雑に見えるとき、その背景に過去の嫌な経験があり、慎重になっていることもあります。もちろん、そうした事情とは関係なく、不誠実な対応をする人がいるのも事実です。
男性は入口、女性は出口に難しさがあるという考え方は、YouTubeの動画でも解説しています。
「アプローチされること」と「真剣に選ばれること」は違う
女性のなかには、魅力的な男性からいいねやデートの誘いを受ける人もいます。ただ、その男性が本気でその女性と付き合いたいと思っているかどうかは、まだ分かりません。マッチングアプリには、真剣に恋人を探している人もいれば、気軽な出会いを求めている人もいるからです。いいねを送ってくれた、デートで優しかった。こうした行動だけで、真剣に交際したいと思っているとは限りません。
魅力的な男性からのアプローチが重なると、自分はこのくらいの男性から好かれるのだと感じることもあるでしょう。けれど、実際に付き合おうとしたら、相手にそのつもりはなかったということも起こります。
この違いが見えないまま活動すると、男女で期待がずれていきます。女性は、以前デートした男性と同じくらい魅力的な人と付き合いたいと考えるかもしれない。一方で男性は、女性の理想が高すぎると感じてしまう。こうしたずれがどのくらい起きているかを示すデータはありませんが、アプリの上では、相手からの関心と、真剣に付き合う気持ちの区別がつきにくいことが、すれ違いを生みやすくしています。
そしてこれは、女性にとってもしんどいことです。魅力的な男性と出会えたと思っても、その人が本気かどうかが分からないからです。しかも、遊び目的の男性が、いつも分かりやすいとは限りません。
女性もマッチングアプリの男性を信用しきれていない
男性が女性を信用できなくなるのと同じように、女性も、アプリで出会う男性を信用しきれずにいます。先ほどのメディア工房の調査では、アプリを使ううえで不安に感じることも聞いています。
| アプリを使ううえで不安に感じること(複数回答) | 割合 |
|---|---|
| 遊び目的の人がいる | 74.4% |
| なりすましや業者がいる可能性がある | 64.0% |
| 相手の顔や詳しい経歴が分からない | 56.6% |
| 友達や知り合いに身バレする可能性がある | 41.0% |
| 相談ができる共通の知り合いがいないため、相談しづらい | 25.0% |
株式会社メディア工房「マッチングアプリ疲れ」に関する実態調査(2022年3月、3種類以上のアプリの利用経験がある20〜30代女性544名)
遊び目的の人がいることへの不安は、7割を超えています。先ほど紹介したペアフルコラムの調査でも、アプリの利用目的が「遊び・デート相手探し」だった人は、男性で27%と、女性の15%より多くなっていました。実際に、婚活支援のマッチングアプリで知り合った既婚男性が独身と偽って交際した裁判で、名古屋地裁が男性に121万円の支払いを命じた判決(2026年7月)も報じられています。女性の不安には、それなりの理由があるのです。
男性にとっては「やっとデートが決まった」でも、女性の側では「この人は本当に独身なのか、本当に付き合う気があるのか、会っても大丈夫か」という不安を抱えていることがあります。この不安を知ったうえでメッセージやデートに向き合うと、次に出会う女性への接し方も変わってくるはずです。
もちろん、だからといってドタキャンをしたり、男性を雑に扱ったりしていいわけではありません。不安なら断る。会えなくなったら早めに伝える。オンラインで知り合った浅い関係でも、相手への最低限の配慮は、男女ともに大切です。同じ調査の自由回答には、ドタキャンや急な音信不通を不安に挙げた女性の声もありました。同じことを、女性の側も心配しているのです。
とはいえ、自分のメッセージや誘い方が、不安を抱えた女性からどう受け取られているかは、自分ひとりでは判断しにくいものです。女性の目線で確かめたい方は、恋愛サポートサービスのPhotojoy NEXTのサポート内容も確認してみてください。送る前のメッセージ添削や、デートの誘い方、デートの準備まで、女性コーチにLINEで相談できます。会員向けには、この記事を監修したあそうが、アプリの質問に答える月1回の質問会もあります。
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信頼されるのは、相手から見て安心できる男性
女性は、選び放題のなかから気ままに男性を選んでいるのではなく、信用できる男性を探しています。外見や収入、会話のうまさに惹かれる女性もいるでしょう。それでも、どれだけ魅力的でも「この人は本当に付き合う気があるのか」という不安を消せない相手は、真剣に恋人を探している女性にとって、理想の相手にはなりにくいはずです。
マッチングアプリのOmiaiが2025年に、アプリの利用経験がある20〜39歳の男女664名に聞いた調査では、いいねを送るときに相手の「人となり」が大事だと答えた人が86.4%でした。外見や条件だけでなく、どんな人なのかを見たいと考える人は多いのです。
約束したデートは守る。相手が不安そうなら、その気持ちを無視せず寄り添う。真剣に恋人を探しているなら、言葉だけでなく行動でも示す。受け身にならず、自分から見せていく。どれも当たり前に見えますが、「この人はちゃんと向き合ってくれる」と感じてもらえることが、信頼関係をつくる土台になります。

一方で、ネットでは「女性は雑に扱うほうが追いかけてくる」「不安にさせろ」といった恋愛テクニックもよく見かけます。
ただし、誠実なだけで自然とモテるわけではありません。外見を磨くことも、好きな女性に好意を伝えることも欠かせません。男性としての魅力を高めることと、誠実で安心感のある男性であることは両立できます。好意の伝え方で止まりがちな方は、いい人止まりで終わる男性の特徴と、恋愛対象になるポイントも参考にしてください。
気をつけたいのは、誠実さや安心感は、自分ではなく相手がどう感じるかで決まることです。自分では穏やかで安心感があるつもりでも、相手からはそう見えていないこともあります。話を聞くときの表情や相づち、話すスピード、待ち合わせでのふるまいは、自分ではなかなか確かめられません。
本番の前に一度確かめておきたい方は、デート練習サービスのモギジョイで、女性アドバイザーと実際のカフェで模擬デートをしておく方法もあります。終わったあとはその場でフィードバックをもらえて、希望すれば録画も受け取れるので、自分の話し方やふるまいが相手にどう見えているかを後から見直せます。
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女性全員を信用しなくていい|行動を見ながら少しずつ信頼する
ここまで読むと「女性をもっと信用しよう」という話に聞こえるかもしれません。けれど、女性全員を信用する必要はありません。約束を破る人、相手の時間や気持ちを大切にしない人、自分の都合だけで相手を振り回す人は、男女を問わずいます。そうした相手まで無理に信用したり、許したりする必要はなく、泣き寝入りする必要もありません。
大切なのは、相手の行動を見ながら、少しずつ信頼関係をつくっていくことです。YouTube動画で挙げられている例をもとに、見るポイントを編集部で整理しました。
- 会話を続けようとしてくれる質問を返してくれる、こちらの話を広げてくれる
- こちらの都合も考えてくれる予定を決めるときに候補を出してくれる、無理な日程を押しつけない
- 予定の変更を早めに伝えてくれる都合が悪くなったときに、理由とあわせて連絡がある
- 約束を何度も破る直前のキャンセルや連絡なしの欠席がくり返される
- こちらの時間や気持ちを軽く扱う待たせても気にしない、話をまったく聞いていない
- 自分の都合だけで振り回す予定を一方的に決めたり、変えたりする
いきなり100%信用しなくていい一方で、最初から「どうせこの人も裏切る」と決めつけるのは違います。自分を疑いの目で見てくる相手を信頼するのは、だれにとっても難しいものです。

疑う気持ちのまま女性と向き合っていると、本当に誠実で素敵な女性と出会ったときにも、悪いところばかり探してしまい、その人の良さに気づけなくなります。それは、とてももったいないことです。
どうしてもつらい、もう信じられないと感じるときは、まず休んでください。気持ちが落ち着いてから再開すれば十分です。
誠実さは、会う前の写真とプロフィールからも伝わる
誠実さや安心感は、会ってから伝えるものだと思われがちです。けれど、マッチングアプリでは、会う前に写真とプロフィールで判断されます。先ほどのOmiaiの調査では、相手から外見やスペックで見られていると感じた人に理由を聞くと、「プロフィール情報では人となりがうまく伝わらないから」が43.6%で最も多い回答でした。
加工しすぎた写真や、何年も前の写真を使っていると、会ったときにギャップが生まれ、それ自体が不信感のもとになります。今の自分が分かる自然な表情の写真と、人柄が伝わる自己紹介文を用意しましょう。写真の選び方は男性のプロフィール写真を31例で解説した記事、自己紹介文はマッチングアプリの自己紹介文の書き方と例文で紹介しています。
とはいえ、自分の写真が初対面の相手に安心感を与えるものになっているかは、自分ではなかなか判断できないものです。会う前からあなたの人柄や雰囲気が伝わる写真を用意したい方は、恋活・婚活専門の写真撮影サービスのPhotojoyをご覧ください。
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よくある質問
何も言わずにマッチングを解除されたのは、自分のせいですか?
女性は結局、顔とスペックで選んでいるのではないですか?
アプリ代やデート代を男性ばかり払うのは、不公平ではないですか?
デートをドタキャンされたら、相手に連絡したほうがいいですか?
女性不信のまま、アプリを続けてもいいですか?
まとめ|これから出会う1人の可能性を捨てない
男性はマッチという入口で苦戦しやすく、女性はたくさんの候補がいても、本気で付き合える相手を見つけることに難しさを抱えています。そして女性もまた、アプリで出会う男性に不安を抱いています。だからこそ、男性としての魅力を磨くことに加えて、誠実さや安心感を大切にしてほしいのです。
そもそもマッチングアプリを使うのは、女性より優位に立つためでも、ちやほやされるためでもないはずです。素敵だと思える女性と出会い、お互いを大切にできる関係をつくるためです。相手を尊重することと、自分が我慢し続けることは別です。自分を大切にしてくれる女性を選び、その女性を自分も大切にする。それが、幸せな関係につながっていきます。
傷つくつらさを知っているからこそ、自分が好きになった女性には、同じ思いをさせない男性でいてください。
参考にした情報
- ペアフルコラム「マッチングアプリに関する意識調査アンケート(2025年最新版)」(2025年2月調査、株式会社サンジュウナナド)https://www.pair-full.jp/column/(調査の発表:PR TIMES、2025年2月14日)
- 株式会社メディア工房「【マッチングアプリの利用経験がある女性544名に調査】91.5%が「マッチングアプリ疲れ」を経験」(PR TIMES、2022年4月20日)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000126.000012561.html
- Pronk, T. M., & Denissen, J. J. A. (2020). A rejection mind-set: Choice overload in online dating. Social Psychological and Personality Science, 11(3), 388-396. https://doi.org/10.1177/1948550619866189
- 株式会社エニトグループ「【Omiai】約9割がプロフィール段階で「お相手の“人となり”が大事」と回答!」(2025年5月26日。調査は2025年3月)株式会社エニトグループ ニュース
- 共同通信「「独身偽装」の男性に賠償命令 121万円、名古屋地裁」(Web東奥、2026年7月21日)https://www.toonippo.co.jp/articles/-/2321619
- モギジョイ公式サイト(2026年10月30日確認)https://photojoy.jp/mogijoy/
この記事の監修:あそう(マッチングアプリ攻略YouTuber)
あそうは、アプリ攻略の考え方と吹き出しの内容を監修しています。あそうの吹き出しは、YouTube動画での本人の発言をもとにしています。
執筆・編集:Photojoy Magazine編集部
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